月別アーカイヴ: 2019-7月

まなびブログ
「先生の道徳的価値観の基盤を教えて。」「…それって長くなるやつだよ。」

「先生の道徳的価値観の基盤を教えて。」「…それって長くなるやつだよ。」...

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 生徒から国語のレポートの参考にしたいのでっと相談がありました。「先生の道徳的価値観の基盤を教えて。」「…それって長くなるやつだよ。暫し待たれよ。」ということで儒教は孔子の教えだけど、道徳的価値観から広く捉えて中国古典から普段大切だなと感じている言葉を送ります。

【其の鋭を挫き、其の粉を解き、其の光を和らげ、其の塵に同じうす。】

この世の中を生きていくには、鋭い部分は失くした方がいい。複雑なことばかり考えるのも良くなくて、きれいに光るものがあったら、意識的にそれをぼかして塵と溶け合うように生きよう。という意味。「其の光を和らげ、其の塵に同じうす」は「和光同塵」といって「光」は才能・能力、「塵」は標準的なレベルのことを指します。例えば、私も大学を出た後、大阪で営業をしていたけれど、会社員生活を送る中で、大切に感じていたことはホウ・レン・ソウ、報告・連絡・相談。組織の中で長く成果を上げて昇っていく人はチームプレーがうまい。二十代で、やり手とか大器と称された人が皆、大成するかというとそうじゃない。組織はチームプレーで成り立っていて、それは個人や大きな企業でも同じ。必ずどこか他人と繋がっていて、仕事のパートナーだったりする。例えば仕事を発注しているからとか、上下の関係で相手を使うという考え方はよくないと思っています。私はお客様以外の仕事でかかわりのある人たちとは水平な関係で仲間、一緒に仕事を造っていくパートナーだと思っています。例えばHPの制作会社とか、広告代理店とか、今日は明王台高校の教え子が営業をしていてびっくりしたり、教材会社とか教育ネットの先生方とかみんな仲間。自信をもつのはいいけれど、偉そうにしない。だからいつも丁寧に応対するし、失礼なこともしない。でももっと仲良くなりたい、親しくなりたい人とはコミュニケーションをしっかりとって時間もかけて気軽に連絡できるようにしていただいています。

三人行けば、必ずわが師あり。】

孔子がここで語っているのは、「三人で道を歩いているとする。他の二人からは、必ず教えられることがあるはずだ。」ということ。自分を磨いてくれるのは、学校の勉強だけではなくて、社会に出たあとも、どんな環境の中に身を置いても自分を磨いてくれる材料は転がっている。孔子は「その善なるものを選びてこれに従い、その不善なるものにしてこれを改める。」と付け加えている。つまり、優れた人からは積極的にその良い点を学べるし、そうではない人からは反省材料を与えてくれる。どんな環境でも、必ず学ぶべきことがあるし、自分を磨いてくれる上での師がいる。向上心があれば何とかなるということ。孔子は貧しい家庭に育ち、早くから自分で働いていかないといけなかった。そういう孔子だからこそ、周囲の人々や生活の中での見聞をすべて勉強での材料、つまり師にした。孔子の生活感覚が分かるよね。

【天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず。】

仕事を成功させるためには、①天の時:実行のタイミング②地の利:立地条件③人の和:内部の団結、の3つの条件が揃わなければならないとされている。この三要素は現代でももちろん必要で、当時すでに孟子はこの中で最も大切なことは「人の和」だといっている。「小さな城を包囲して攻撃しても簡単には陥落しない場合がある。攻撃している以上、当然、天の時をとらえているはずだけど、それでも勝てないのは、天の時も地の利にはかなわないからだ。城壁が高く、堀も深い。装備も優れ、兵糧も十分にある。それでも城を捨てて敗走する場合があるのは、地の利も人の和に及ばないからだ。仕事でも勉強でも将来を見越して事に取り掛かる必要がある。この先、必要とされる分野であるのか、伸びる企業や事業であるのか。とくに人の和がないと成功は難しいということだと捉えています。

中国古典に限らず古来より、今に至るまで名言は多く残されているから、その時の自分を奮い立たせてくれる言葉や将来にわたって良い影響を与えてくれる言葉は大切にしてゆきたいです。一見、相反する名文が実はどちらも人生には必要だったりすると思います。バランス感覚が大切なんだと感じています。あとバルタザール・グラシアンの賢人の知恵も読んでみて。

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第1教室 広島県福山市明王台5丁目17-21
第2教室 広島県福山市明王台3丁目2-28
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塾まなびの夏期講習はじまりました。

塾まなびの夏期講習はじまりました。

塾まなびの夏期講習がはじまりました。

7月25日~8月30日までの期間です。みんなよく頑張っています。

まなびは中学受験・高校受験・大学受験生と学年は違うけれどみんな真剣。

今年度は目標に向かって努力する意識が高い。みんな夏講習のいいスタートを切れたと思います。

この調子で暑い夏を乗り切って行こう!勉強に集中できるいい状態をキープするには体調管理が大切ですが今度みんなに話そうと思います。

使い古した言葉で古文に出てきたってよさそうだけれど、「夏を制する者は受験を制する。」どんどん力をつけていこう!支えていきます。

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塾まなびの夏休み講習はお試しコースがあります。よろしかったら是非!

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教育学部教授、語る。その①「自分を見つめて自分の特性を知る」

教育学部教授、語る。その①「自分を見つめて自分の特性を知る」...

北海道産業開発研究所所長木村先生にお越しいただき、高校生にご自身のロシアでの抑留生活や勉学に励むときの心構え、北海道大学クラーク教授についてなどさまざまなお話しをいただきました。大学では教育学部で教鞭をとり、広島県の高速道路開設や法案作成など大きなプロジェクトに携わってこられた経験や知識の深さに畏敬の念に打たれました。ロシアで抑留されていた子供時代、労働者は栄養価の低い黒いパンで、当然日本人だった先生は黒パンだった。結核にかかり、生きるためにロシアの子供たちと仲良くなり、遊んで最後まで残って夕飯によんでもらう。そのロシアの家庭では栄養価の高い白いパンや食事が出た。生きるために…今では考えられないし、塾生も驚いたと思います。先生はその後、北海道へと帰ってくることができて、中学校の勉強を中1の始めから行う。非常に厳しい親戚の先生が運営されていた塾へ通うために2日で計画書を立てて提出した。高校の受験のために1日3時間半の睡眠で朝起きると顔が青白く、鼻血が出る。その後、北海道で最難関だった札幌北高へ進学。北大医学部は当時最難関で倍率18倍。だが模擬で108番と数番の差で合格には至らなかった。幼少期から大学までの話を聞くだけで胸が熱くなる。涙がこみあげてくる。塾まなびの塾生や私を含め、いまの人がこれだけ厳しい環境でも努力を続ける気力があれば何でもできる、将来何にでもなれると感じました。先生の講話から得た学びは少しずつ噛み締めて身につけてゆこうと思います。「自分の特性を知るために自分をよく見つめよう。」先生の教えです。

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大切なことは時間と努力そしてそれを支えるエネルギーだと感じました。塾まなびは確かな実力がみにつく個別指導塾です。短い時間で受験を済ませようと、高すぎる目標を設定しても無理がでで、失敗しやすい。でも時間をかけて積み上げていけば、うまくいく。大丈夫、みんな一緒に頑張ろう。塾まなびは備後の教育を応援しています。そして備後をもっと元気にしたいです。

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明王台小学校の学区民運動会に参加しました。

明王台小学校の学区民運動会に参加しました。

明王台小学校の学区民運動会に参加しました。毎年参加している地域の運動会です。丁目ごとに得点種目の順位によって総得点が決まり、最後の年代別リレーまで優勝がもつれます。10年ぐらい参加していますが年代別リレーに参加したのは2、3回です。最近は3種競争、お玉競争、パンくい競争に出ています。この中ではパンくい競争が得意。距離が短いので、スタートで大体決まってしまう( ⁰̷̴͈ ꇴ ⁰̷̴͈ )塾生や卒塾生が声を掛けてくれるのでとても嬉しいです。「先生、俺のこと覚えてる?」と話しかけてくれた男子は、小学校のときに塾まなびに通っていて、東京で音楽業界に入っている。まだ10代で、これからどうしようか悩んでいるけど、音楽って方向ははっきりしている。やりたいことが見つかって本当に良かった。不安もあるよな。君にはそのエネルギーがあるし、音楽やメディアの世界は楽しくて、居心地がいいんだろう?私の中で小学校のときの君はどちらかというと大人しい方だった。そんなに明るくて周りが驚くぐらい元気があり余っている。いまの君の顔と、小学生のころの顔が重なってとても嬉しくなった。本当に心から応援しているよ。でも大丈夫だよ。音楽業界に世界で1番の味方がいるじゃないか。まじめに努力していれば応援してくれるよ。慕ってくれて本当に嬉しい。塾が勉強を教えることは当たり前。だから、塾で何を教えているのって聞かれて「勉強を教えてる」だけじゃなくて、愛情を持って教えることでみんなの自信を育み、福山の元気にする塾を目指していますって答えている。塾をはなれても声を掛けてくれるみんなから元気をもらっています。応援されている気持ちです。

_20190608_022144HPに投稿するかこの1月悩んだけど、一緒にとってくれた写真は君たちの笑顔が眩しすぎるのでHPには載せないことにしました。あと有名になったら塾の壁にサインしてくれるってあの話はゴメン、遠慮しとく。写真に書いて|д゚)

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