読解力を育てることは大人になる準備を始めること
下の文章は小学生が体験することはほぼない感情だ。まあ普通ない、あれば事件だ。心配になってくるよね。
「よだか」は「たか」に名前が似ていることが気に入らないので「たか」に殺されそうになる
よだかは殺されることがこんなにもつらいと絶望する
そして絶望の中で飢えて死のうと考える
よだかはたくさんの羽虫やカブトムシを食べて生きていることを思い出し
「自分もまた生きるために他の命を奪っている」と気づく
よだかはその事実に深く傷つき絶望していく
宮沢賢治の「よだかの星」だけど、
国語ができるようになって読解力が育ってくると
小学生でもみんなといて「楽しい」「幸せ」なんて日常の良い感情だけじゃなくて
ぐちゃぐちゃに絡み合った人間の感情や
矛盾した考え方がわかるようになってくる
「他人の気持ちを読み取る力」とか「複雑な状況を理解する力」は大人になって社会に出ていくときに必要で役に立つ
例えば
空気を読む
相手の希望や立場を理解して対応できる
状況に応じた柔軟な対応力
いまのニーズを読み取り、自分で行動に移す
ね
ちょっと上げただけでもこれだけあるよ
これはどれも読解力の延長線上に身につく力だ
わが子が社会にでて活躍している姿を思い浮かべたときに
読解力は子供の役に立つ
だからこそ塾まなびは
「考える国語」を続けている
小学生はまだまだ子供、未熟で当たり前
だけど国語のまなびを通して大人になるための準備をしていく
それが読解力を育てるということ