中学受験で成功する子ってどんな子?
ときどき尋ねられます。公立中高一貫校の福山市立入試で作文、作文ができたらいいんでしょう?という質問。
もちろんいいよね。
じゃあ、作文ができるつまり、その作文力ってなんだろう?って考えてみた。
初めの作文の題材としてよく選ばれる生活について、ありのままを書くっていうのが生活文。
生活文は人それぞれ。 小学生の入門としてはとってもいいかなと思います。
身の回りに起こる事って人それぞれ違うから。
独自のものになるし、読んだ直ぐあとに、あたたかな気持ちになりますよね。
でも、つらつらと生活をなぞってものを書くんだったら、なるほどって、他人を感動させるものとはちょっと違いますよね。
自分が体験したことから、ときには余分なものは切り捨てたり、直接は体験はしなくても想像力をはたらかせて読み手に訴えかけたりとか。
もちろん語彙力もいるし。
その人の個性や考え方も大切な要素ですよね。
読み手の感情に訴えかけるから、よく考える深い思考力が大事になる。
読んでみて、すごいなんて思う作文ってやっぱり深く考えて書き込んでますよね。
教科の得点だけではないんですね。
どの中学受験にももちろん入試スタイルとは別に学校で習う国語、算数、理科、社会の4教科の学力がしっかりしていてる必要があります。でも地頭が良いだけではやっぱりその後の伸びが違うように思います。
ことしも塾まなびで学んだ中学受験生がそれぞれの中学校に元気に通っています。
うれしいし、大きな責任も感じます。
塾で学力を伸ばす子の1つの特徴として、 小さいときからお家で世の中のことを家族でニュースを聞きながら保護者から教わったりとか、大人の意見を聞いたり、植物や動物、自然や化学とかいろいろなことを聞いて興味がもっている子は強い。
むつかしいことでなくていいんです。
例えば、四季の移ろい。
今なら あじさいが綺麗に咲いてるよねとか。
あじさいはもともと日本固有の花なんだよって、ガクアジサイって言ってね、海外から品種改良されて入ってきたのがホンアジサイっていうんだ。
土の酸性とかアルカリ性によって色が変わることがある。酸性だったら青、アルカリ性だったら赤に変わるのよって。
そうやって教えてあげると、小さなお子さんも興味を湧くから、そこから酸性、アルカリ性について教えてあげたらいいですよね。
普段の生活の中からいろんなことを吸収している子ってやっぱり強い。
記憶の定着も良いように感じます。
今度、一緒にあじさいを見に沼隈のお寺の方に行ってみましょうとか、明王院のあじさいに行ってみようとかっていう風になれば家族でも楽しめてとってもいいと思います。
春の七草。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、春の七草
今度ね、
食べてみましょうね、とかね。
実際に入試に出るかどうかは別として、生活の中からいろいろ学べることってとっても多いですね。
中学入試のあとも力を伸ばす子は、生活力、リアルを直視した意欲の高い子でしょうか。
今日はこの辺で。
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